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獄門島 NHK キャストは長谷川博己主演のドラマ

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ミステリー好きにはたまらない獄門島」。11月19日にNHKで放送される横溝正史の最高傑作と言えるドラマ獄門島」が放送されます。長谷川博己主演のキャストを始め、仲里依紗、小市慢太郎、古田新太、奥田瑛二らです。

 

2016年秋ドラマ情報です。

獄門島 NHK キャストは長谷川博己主演のドラマ

 

 

番組情報

 

■タイトル:獄門島

 

■放送局:BSプレミアム

 

■放送日:2016年11月19日(土)20:00スタート

 

■出演者:長谷川博己、仲里依紗、小市慢太郎、古田新太、奥田瑛二

 

過去にも「獄門島」の放送が

 

「獄門島」は、

過去にも放送されています。

 

TBS系列では、

1977年7月30日から1977年8月20日まで、

「横溝正史シリーズI・獄門島」として放送。

 

主演の金田一を演じたのは、

古谷一行さんでした。

 

フジテレビ系列では、

2時間ドラマ「男と女のミステリー」として、

1990年9月28日に放送。

 

主演の金田一を演じたのは、

片岡鶴太郎さんでした。

 

1997年5月5日に放送されたのは、

TBS系列の2時間ドラマ「月曜ドラマスペシャル」です。

 

主演の金田一を演じたのは、

古谷一行さんでした。

 

「金田一耕助ファイルII 獄門島」は、

テレビ東京系列・BSジャパン共同制作の2時間ドラマ「女と愛とミステリー」で、

2003年10月26日に放送されました。

 

「金田一耕助ファイルII 獄門島」は、テレビ東京系列・BSジャパン共同制作の2時間ドラマ「女と愛とミステリー」(毎週水曜日20:54 - 22:48)で2003年10月26日に放送された。

 

主演の金田一を演じたのは、

上川隆也さんでした。

 

そして、

2016年11月19日からスタートするドラマ「獄門島」は、

長谷川博己さんを主演キャストに放送されます。

 

さすが、

横溝正史の最高傑作と言われるだけある「獄門島」ですね。

 

キャストを変更して、

何度も「獄門島」が製作/放送されます。

 

それだけに、

ミステリー好きな方へは、

満足出来る作品なのではないかと思います。

 

ドラマ「獄門島」あらすじ

 

瀬戸内海の中ほどに浮かぶ周囲ニ里ばかりの小島、獄門島。

 

古くは伊予海賊の一味が根城とし、

江戸時代には流刑場とされていたと言うこの島は、

数十条の断崖絶壁に囲まれ、

不気味な威容を来訪者に見せつけている。

 

探偵・金田一耕助がこの島にやってきたのは、

終戦から一年たった昭和21年9月。

 

この島の勢力者・本鬼頭の跡取り息子、

千万太が引き上げ船の中で書記した遺書を友人から預かり、

千光寺の了然和尚の元に届けるためだった。

 

『心残りのことがある、ああ帰りたい。僕にはしなければならない事が。』

絶筆は謎の言葉で終わっていた。

 

波止場で出会った了然に案内され、

金田一は島の網本、本鬼頭を訪れた。

 

当主嘉右衛門はすでに亡く、

息子の与三松は発狂して座敷牢に入れられている。

 

与三松が昔、

旅芸人に生ませた三人の娘、月代、雪枝、花子が姦しいが、

この家を気丈に仕切るのは与三松の姪に当る早苗だった。

 

広間の壁には、

軍服姿の二人の若者の写真が飾られている。

 

一人は千万太、もう一人は早苗の兄一だった。

 

長男戦死の報に沈む座の雰囲気を打破って、

この島のもう一方の勢力、

分鬼頭家の内儀・巴が駆け込んできた。

 

そしてどこか翳りのあるこの家の女使用人勝野。

 

皆を、金田一に紹介した和尚は座を去り、

弟子の了沢を呼んで彼を自分の寺に泊める手配をさせた。

 

その夜、金田一は寝所となった千光寺の書院で、

俳句らしい達筆の屏風に目を留めた。

 

難解な文字で読めなかったが、

妙に心に残ったのだった。

 

翌日の夕方、千光寺の境内。

 

人待ち顔の美青年が禅堂にもたれていた。

 

分鬼頭に居候している鵜飼章三という男だ。

 

本鬼頭の月代と恋仲だったが、

人々は巴が本鬼頭を乗っ取るため、

鵜飼を操っていると噂していた。

 

暫くして現れたのは、

月代ではなく妹の花子だった。

 

花子の姿を見て、

鵜飼はその場を去った。

 

その後で月代がやって来たが、

葛の樹に入れておく約束の、

鵜飼からの恋文は見つからなかった。

 

本鬼頭家では、

千万太の通夜が始まった。

 

金田一も出席したが、

早苗と二人きりになった時、

この島に来た本当の理由を明かした。

 

千万太の死を看取った金田一の友人は、

遺書を渡された時、

恐ろしいことを聞かされたのだ。

 

『俺が帰ってやらないと、三人の妹たちが殺される・・・』。

 

花子が夜更けても、

なかなか家に帰ってこなかった。

 

通夜の客たちは手分けして花子を探しに出かけ、

金田一は酔いつぶれた漢方医の幸庵を送っていった。

 

村長の荒木は駐在所に駆けつけたが、

巡査は日頃から素行の悪い花子のことなどより、

昨晩この島に上陸した復員兵姿の海賊の行方のほうが気がかりだった。

 

幸庵を送っての帰り、

本鬼頭の使用人・武蔵と寺の了沢に出合った金田一は、

遠く家路に着く和尚の提灯を見かけ、

皆で千光寺に向かった。

 

発見者は和尚だった。

 

和尚のかざす提灯に花子の無残な死体が浮かび上がった。

 

境内の梅の古木に、

花子はまさかさまに吊られていた。

 

一同が息を呑んで見守る中、

了然和尚が『きちがいじゃが仕方ない』と呟くのを聞き愕然とした。

 

雨が降り出した、

遅れてやってきた早苗と勝野、

この時早苗は死体のはだけた懐から一通の封書がこぼれ落ちるのを発見する。

 

封筒の裏に書かれた”御存じより”の五文字、

時折目にする鵜飼の筆跡だった。

 

翌朝の島には深い霧が立ち込めていた。

 

県警の等々力警部が到着し、

捜査が始まった。

 

鵜飼と巴が有力な容疑者だったが確証がない。

 

そんなさなか、

第二の殺人が起こった。

 

断崖に置かれていた釣鐘の中から、

雪枝の死体が発見されたのだ。

 

今回の発見者は、

巡査、幸庵、そして和尚の三人だった。

 

現場に出向いた金田一は、

和尚がまた『むざんやな、冑の下のきりぎりす』と呟くのを耳にする。

 

付近に残されていた足跡から、

逃亡中の海賊に容疑が向けられた。

 

朝日の中を本鬼頭家の葬列が行く。

 

金田一も列席していたが、

彼はその足で分鬼頭の主儀平衛を訪ね、

本鬼頭の三人の娘の出生にまつわる話を聞いた。

 

四国筋を旅回りしていた女歌舞伎の座頭お小夜に与三松が惚れ、

子をはらませた。

 

父の嘉右衛門は許そうとしなかったが、

お小夜は二人目、三人目と子を成し、

ついには本鬼頭に居座ってしまった。

 

役者をやめ祈祷師になったお小夜は、

やがて狂い死に、与三松も後を追うように狂う。

 

千万太と一が召集されるに及んで、

壕を誇った嘉右衛門もがっくり息絶えた。

 

語る儀兵衛の口調は冷淡だった。

 

一方事件の鍵を握る海賊を求めて山狩りが続けられていた。

 

金田一は地神様の祠の前で男と遭遇し後を追う。

 

等々力警部らも続き、

男は追い詰められて崖から深い谷間へ落ちて死んだ。

 

兄の一に違いないと思った早苗が飛び出してすがりつく、

だが、男は一ではなかった。

 

三姉妹のうち生き残った月代は、

母を真似て祈祷所にこもり犯人を呪い殺すべく祈り続けていた。

 

警察が厳重に警護し、

金田一も見守っていた。

 

祈祷の鈴の音はさっきから小止みなく鳴り続けている。

 

その時早苗が座敷牢から与三松が逃げたと知らせてきた。

 

あわてて金田一が祈祷所の扉を開けると、

月代は白拍子姿のまま絞殺されていた。

 

死体には造花の花びらがふりまかれ、

彼女が握っていたはずの鈴の端には、

勝野の可愛がっていた子猫が括りつけられていた。

 

千光寺の庫裏では、

和尚のリューマチの見舞いに来た勝野が昔話をしている。

 

遍路の娘だった勝野を本鬼頭家に世話したのは、

了然和尚だったが、

主の嘉右衛門は勝野を慰みものにしてしまったのだ。

 

了沢が駆け込んできて、

月代殺害の一件を知らせた。

 

同じ頃、金田一は早苗を詰問していた。

 

復員兵姿の海賊を一と思い込み、

第一の殺人でも、第二の殺人でも、

彼の痕跡を消そうと工作したのは早苗だった。

 

そして月代が殺された晩は、

与三松をわざと逃がし、

彼が犯人であるかのように細工したのだ。

 

早苗は、真犯人を知っていてかばっているに違いない。

 

ふと、金田一は空を見上げた。

 

いつもの風景、

電線に雀が五羽,七羽,五羽とかたまって止まっている。

 

『五、七、五・・・そうか、俳句だ!』

 

金田一は屏風の置かれている千光寺の書院に向かって駆け出した。

 

獄門島 NHK キャストは長谷川博己主演のドラマでした。